Vol.9 クスリのリスク
整形外科でよく処方される痛み止めや湿布。処方されたクスリを処方箋通りに服用して、効果を実感される方がいる一方、吐き気など体調不良を訴える方も少なからずいるようです。
一説によるとクスリの語源は 『奇し(くすし)』だろうと言われています。つまり、クスリの作用は奇怪あるいは奇妙だと言う訳です。処方されるまま飲み続けるのはちょっと危険...。からだの状態に合わせて慎重に使用する必要がありそうです。
痛みが静まっている裏側では・・・
一般的に整形外科で処方されることの多い痛み止めや湿布には消炎鎮痛の効果があるとされています。消炎鎮痛(しょうえんちんつう)、名称の通り 「炎症を消して痛みを鎮める」ことを目的としています。もう少し突っ込んで説明すると、消炎鎮痛剤は血管を拡張する物質であるプロスタグランジンの産生を阻害する薬剤でもあります。言い換えれば消炎鎮痛剤を服用することで血管の拡張を防ぐことが期待されます。
一度は運動後の筋肉痛を経験したことがあるのではないでしょうか。筋肉痛は筋肉などの組織が修復する過程で出てくる生理的な反応でもあり、このプロセスにおいて血液の循環が深く関わってきます。
血管の拡張を防ぎ血液中にある痛み物質が止められることにより、一時的に痛みが鎮まることが期待されます。その反面、血流を抑制している訳でもありますので筋肉を始めとした組織の修復を遅らせてしまうことも考えられるのです。
クスリの弊害を理解することが大事
ひとのからだは約60%が血液、リンパ液などの体液(水分)で構成されています。この流れがスムーズであることが健康である上で欠かせない要素になります。

前述した通り、痛み止めを服用することで痛みを鎮める効果が期待されます。つまり、炎症性の痛みに限られた必要な時間だけ使用することは問題ないでしょうし、むしろ除痛という面においては効果的に作用してくれることもあるでしょう。
しかしながら、痛みに蓋をしているだけでもありますので、長期間クスリを使用し続けることで蓋が蓋として作用しなくなるばかりか、血液などの体液循環が滞り、次第に交感神経の過緊張からくる高血圧や内臓機能の低下など、様々な症状を引き起こすことも懸念されます。
「以前効いていたクスリが次第に効かなくなってきた」
そのような状態でクスリを服用し続けることは 『百害あって一利なし』ではないでしょうか。
処方されるがままに使用せずにリスクヘッジを。
クスリをのリスクを理解した上で使用すること、これが健康である上でとても大事なことでもあるのです。
2012-1-04















